この原稿を書くために、過去の部報を再読してみました。皆さん、とても良いことを書いておられ、その1つ1つを実行できれば、テニス界の王者になれることは間違いないと思います。皆さん、今一度部報を読み返してみませんか。
さて、主題にあります通り、学生の大会で通常行われております9ゲームマッチにおける勝ち方について私流の考えを述べようと思います。言うまでもなく、9ゲームマッチに於いて相手に1本も取らせなかった場合に、自分が取らなければならない本数は20本です。ここで、私流の20本の取り方の一部を展開してみます。
(編集者註/原稿執筆時が1990年であるため、旧ルールで書かれています。)
まず、トスに勝ち、サービスゲームからはじめます。
@ ファーストサービスをミドルに入れ、そのレシーブを前衛がポーチする。
A ファーストサービスを逆クロスに入れ、レシーブリターンをミドル寄りに打ち、前衛がポーチする。
B ファーストサービスをミドルに入れ、前衛がポーチに出て押し出す。
C ファーストサービスを逆クロス深く入れ、ミドル寄りにロブを上げさせ、左ストレートのサイドライン真ん中に強打し、相手後衛にミスをさせる。
D ファーストレシーブを相手後衛の左足に打ち、前衛がポーチする。
E ファーストレシーブを逆クロス深く返し、レシーブリターンストレートを右ストレートサイドライン沿いに強打し、浮いた球を前衛が処理する。
F ファーストレシーブをクロスサイドライン寄りに打ち、相手後衛にサイドプレッシングをさせ、前衛がそれを抑える。
G ファーストレシーブリターンストレートをクロスにロブを上げ、前衛がポーチする。
これでようやく2ゲーム、8本取ったことになりますが、誌面の関係もありますのでここまでとします。
このような調子で20本取れば、相手に勝つことになるわけですが、世の中そんなに甘くありませんので、いろいろなバリエーションが“楽しめる”ことになります。ファイナルゲームまで100本近く展開を考えていくと、なかなか楽しい(?)ものです(暇でないとできませんが)。
ここで大事なことは、決して負けてはいけないということです。自分の実力をよく考え、可能な限り作戦を立てて勝ってください。20本目(マッチポイント)をどのようにして取るか、いろいろ考えるとワクワクしてくるはずです。
よく「あと1本が取れないと」と言われますが、最後の1本を取るためにこのような練習をいつもしておれば、本当の試合で必ず勝利者になれるでしょう(もちろん実際の技術を身につける練習もしなければなりませんが)。
私流20本のとり方(ブレーンストーミング編)について異論、その他の案などありましたら、私宛にご教示ください。